アニメ制作現場突撃レポート
TVアニメ「アンゴルモア元寇合戦記」放送前にTwitter上で公開した、アニメ制作会社NAZの突撃訪問レポートを公式HPでも公開しました。
1274年に起こった元寇という史実をベースとした本作。蒙古軍による大軍勢の戦、甲冑、馬など細かな設定をどんな現場で描かれているのか、熱い現場をぜひご覧ください。
【アニメ制作現場レポート~会議室~】
廊下を渡り、会議室に入ると…
なんと、甲冑(※五月人形)が飾られていました!作画の参考に大変役立っているとか!
ホワイトボードには本作の年表が!詳しくはお見せできませんが、対馬の地図と合わせ時系列にわかりやすくまとめられています。
【アニメ制作現場レポート~いざ、制作現場へ…~】
制作現場へお邪魔して、一番最初に目に飛び込んできたのが額縁に入った迅三郎のイラスト!こちら制作進行の岡田さんのデスクに飾られていました。キャラクターデザイン・総作画監督の小峰さんが描かれたそうです!
【アニメ制作現場レポート~身の回り編~】
ラックに原作漫画や、原画修正用の色鉛筆などが揃えられている中、何より目を引いたのは元寇に関する資料がたくさん!!歴史的背景や当時の暮らしなどをしっかりと調査しているんですね!アニメ制作に対しての熱意と信念を感じました!
【アニメ制作現場レポート~監督のデスク~】
絵コンテを修正中の栗山貴行監督のデスクを激写!絵コンテとは映像作品における「設計図」で全体の流れやカットごとのイメージを伝えるものです。監督は各セクションに対し演出やそのイメージの指示出しを行っています。
【アニメ制作現場レポート~監督~】
視聴者が俯瞰的ではなく主観的にも見てもらうにはどうすればよいかを考えてコンテチェックを行っているという監督。合戦で人が多く登場する本作は、いかに躍動感を感じさせつつ物語へ引き込ませるか、日々悩みながら進行しているそうです!
【アニメ制作現場レポート~監督~】
最後に監督がお気に入りのキャラクターを伺うと、貝谷権太郎とのこと!彼の性格はもちろんのこと、硬派な本作に対しコメディ要素のある彼は物語を上手く転がしてくれる存在と語っていただきました。
【アニメ制作現場レポート~制作デスク~】
各工程に遅れが無いよう管理する制作デスク。仕事のやりがいについて、白黒の線から色が付く過程はリテイクが多く発生するものの、人と話し合い完成へと出来上がっていく流れを見るのはやりがいを感じる1つと語っていただきました!
【アニメ制作現場レポート~制作デスク~】
各工程に遅れが無いよう管理する制作デスク。仕事のやりがいについて、白黒の線から色が付く過程はリテイクが多く発生するものの、人と話し合い完成へと出来上がっていく流れを見るのはやりがいを感じる1つと語っていただきました!
【アニメ制作現場レポート~プロップデザイン~】
動物や武器などのデザインを担当するプロップデザインの神戸さん。お伺いした日は「対馬」Tシャツを着られていました!デスクにはツシマヤマネコのグッズがたくさん!ですが、まだ対馬へ行ったことが無いそうです…。今年はぜひ対馬へ!
【アニメ制作現場レポート~プロップデザイン~】
馬を格好良く描くためには関節などの骨格を熟知していることが重要と語る神戸さん。本作では競馬でよくみる馬ではなく、対馬の対州馬(たいしゅうば)が登場します。小柄で性格は温順ですが、力強さを持った馬です。
【アニメ制作現場レポート~プロップデザイン~】
鎧が多く登場する本作では、とにかく線も人も多く描くのが大変!!鎌倉時代と戦国時代では甲冑の作りが異なり、事前に多くの下調べを行ったそうです。細部まで拘っているんですね!ぜひアニメでは甲冑にも注目してみてください!
【アニメ制作現場レポート~撮影監督のデスク~】
かっこいいバイクで出勤されるという撮影監督・久野さんのデスクにお邪魔しました。撮影とは、人や動物とその背景の作画を合成させ、タイムシートに書かれる時間軸に沿い映像を完成させる作業のことです。色合いや光の調整も行います。
【アニメ制作現場レポート~撮影監督~】
PV第二弾で出てくる迅三郎。画像は太陽の効果が付く前後になります。迅三郎の決意を固める表情が際立っていますね!このような光の効果は打合せなどで演出や監督と相談しながら決めています。
【アニメ制作現場【アニメ制作現場レポート~撮影監督~】
PV第二弾で目を引いたのが嵐の雨のシーン。実際には白い雨、黒い雨を被せ、船の大きな揺れと嵐の豪雨を表現されているそうです。ここでも様々な演出や技術が使用されています。
【アニメイラストが作られるまで……】
迅三郎の勇ましいアニメイラストが完成するまでの過程を特別に公開!ラフ⇒清書⇒彩色⇒撮影(完成!)の順で完成されます。
甲冑がとても細かく描かれていますね。1つ1つの線に魂を感じます!